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Column

チロリアンヌのから騒ぎ

2016/08/19

第4回

『愚かな女は見かけほど愚かではない。』 

マルセル・アシャール

8月!葉月!August!
暑い!!暑中お見舞い申し上げます!!!
岩手の夏は短いとは言えど、夏嫌いのチロリアンヌにとっては憂鬱な季節です…
でもスイカと桃は 大大大好き♡ 季節を問わず食べたくて困っちゃいます。
(これをただの食いしん坊といいます。知ってます。)


さて今回は、半ば無理やりだなとは思いつつ、お盆もあるし~ってことで、
モーニングジュエリーについて書いてみようかなと思います。
モーニングジュエリーとは、冠婚葬祭のフォーマルなシーンでも、
特に葬祭に用いるジュエリーのことをそのようにいいます。
この“モーニング”は朝を意味する morning とは違い、
悲しみ、哀悼、喪、忌中、服喪期間を指す mourning に当たります。


モーニングジュエリーの始まりは、1861年イギリスのヴィクトリア女王の最愛の夫
アルバート公が急逝し、女王は深く哀しみ、長く長く喪に服した際に
様々な取り決めが行われたことにより広まりました。
身に着けるものの色は黒、グレー、白、パープル、
ジュエリーの素材はジェット(化石化した樹木)、形見の品、ヘアジュエリー(遺髪を使用した物)等に限る
など、とても細かい所までルール化され、国民にもそれは影響します。
さらにその後の1910年にはビクトリア女王が崩御し、
ジェットのジュエリーはこの時期に最も大量に作られたと言われています。


そしてこの女王の喪の後期に、モーニングジュエリーの素材として
パールやダイヤモンドの無色の宝石の使用が認められました。
今や日本ではフォーマルジュエリーの代表格とも言えるパールですが、
こうして見ると以外にモーニング向きとして登場するのは遅かったのですね。


この頃の日本はお江戸な時代であり、当時は喪の色といえば今とは真逆の白でした。
現代でも地方やお家柄などにより、当時の名残を残している地域もありますよね。
それがこの後からどんどん日本にも西洋の文化が渡り始め、
日本でも喪の色といえば黒というのが今日では当然の主流になっていったのです。


なんだかこんな風に事の也を紐解いてゆくととても興味深く、
すべては様々な人の想いや行いのもとにあるのだなぁと感慨に耽ってしまいます…
ここ最近、チロリアンヌは諸事情によりジュエリーのお勉強に勤しんでおりましたが、
様々なジャンルの中でもとりわけ、このヴィクトリアン調と呼ばれる、
ヴィクトリア女王に関するジュエリーの歴史に心捕らわれてなりませんでした。


品質や素材に関してもさることながら、デザインの様式やそれにまつわるヒストリーなど、
ジュエリーって本当に奥が深いと改めて思います。


季節の食べ物に うきうきしてるだけじゃなく、教養もしっかりつけてかなくては…
と、冒頭のマルセルの言葉にドキーっとしてテキストを開くチロリアンヌでした。

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